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花々の楽園マイナウ島と

 美しきアルザス地方・黒い森を巡る8日間

   2019.5.10(金)~5.17(金)

 ドイツとフランスの国境近くの小さな村や街巡りがメインの旅行をトラピックスで見つけました。「ドイツ花々の楽園マイナウ島→黒い森地方→フランスアルザス地方→ブルゴーニュ地方」というコースです。「花、城、木組みの家々、ビールにワイン、そして何より初めて訪れる街や村」といった魅力に惹かれてこのコースを選びました。

​ 出発の5月10日は集合が7:30と早いので、日航ホテル関西空港に前泊しました。残念ながらKYOさんが風邪で旅行をキャンセル。MIさんとSUさんの2人でのツアー参加となりました。今回お世話になったのは阪急交通社のM添乗員。事前に頂いた℡によると、寒いらしいです。なので、寒さ対策もバッチリ準備しました。1€=約126円。円高でお得でした。

1日目 5月10日(金) 関空→ミュンヘン

 関空9:30発のルフトハンザ直行便でミュンヘンへ。飛行時間11:50で、現地14:20着でした。直行便は早くていいですね。到着時は小雨でしたが、最初の観光場所に着く頃には雨も上がりました。さい先いいね~。が、レジデンツ(バイエルン王家の居城)とバイエルン州立歌劇場の広場で、マイカメラにハプニング発生!使用不可能になったので、スマホで写真を撮ることにしました。以下スマホ写真ですが、なかなかいい写りでしょ。

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​ 次に向かったマリエン広場はまさにミュンヘンの中心。新市庁舎の仕掛け時計を観ようと大勢の人でごったがえってました。MIさんとの待ち合わせ時間まで私は新市庁舎1Fのカフェでコーヒータイム。ジャーマンコーヒーは私のお気に入りです。5時から始まった仕掛け時計。騎士の馬上槍試合やビール樽職人達の踊りでした。動きがほほえましい~。

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​ 1日目泊まったホテルは、NHミュンヘンオスト カンファレンスセンター。スーパーへは行かず、MIさんとホテルバーで、人気の地元ヴァイスビールで乾杯!0.5ℓで4.5€。小麦麦芽を主原料とした、ほんのり白濁してるのが特徴のうまみのあるビールでした。

2日目 5月11日(土) マイナウ島

 昨日もだけど、天気はくもり/にわか雨。6~15℃と寒いくらいです。コートやジャケットが手放せません。まず、楽しみにしてたマイナウ島。ボーデン湖に浮かぶ「美しき花の島」です。着いてすぐにフラワーメニューのランチでした。園内奥の方にあるレストランまでみんなで歩いて行きました。まずは、マスコットフラワーのお出迎え。巨大なのにカワイイ~。でも、チューリップは終わりだな~。

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​ 次に現れた花壇ではチューリップが程ほどに残ってました。ここはフランスじゃないけれど、ルノワール?モネ?の絵画のような色合いがステキでした。

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​ レストランに着きました。フラワーメニューは期待はずれ。サラダの上に黄色いビオラが一輪。チキンプレートのタイ米ご飯の上に薄紫のビオラが一輪。「え~、これだけ~?」でした。

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​ 食後、島の一番奥まった所にあるマイナウ宮殿に向かいました。19世紀にはフリードリヒ1世が所有。往時をしのぶ壮麗なマイナウ宮殿やマリエン教会が今も残っています。

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​ 白いペンキを振りまいたような花壇の色合いに心惹かれました。

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​ 木と花の組み合わせがいいですね~。

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​ これまたすばらしいプレートです。リーフプランツや花で描かれていました!

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​ バラの季節には早くまだ咲いていないとのことだったので、春の道を通ってマスコットフラワーまで戻りました。チューリップが花壇ではなく自然な感じに植えられているのっていいですね~。

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​ ピンク系の組み合わせがキレイ!こういうの、やってみたいです。

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​ アヒルやクジャクの造形も。アヒルが泳いでいる水色の花、何の花かな~。

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​ MIさんがおもしろい木を見つけました。

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 帰国してから調べてみました。多分当たっていると思うけれど、「チリ松」だと思います。

 マイナウ島は日本ではあまり知られていないけれど、年間100万人もの人々が訪れる注目の観光地だそうです。島全体が庭園のようにキレイに整備されていました。小さな島なのに木々がうっそうと巨木に育っていて、窮屈さが全くありません。花々も魅力的なスポットがいっぱいあって、花好きの私にはたまらなくいいところでした。

ラインの滝

 マイナウ島を後にして、スイスに入りました。ヨーロッパ最大級の水量を誇るラインの滝を観るためです。が、前にライン川クルーズをしたときのとうとうとした流れしか知らないので、「大したことないんだろうな」と思いながら階段を下りて行きました。お~!見えて来ました。

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​ 見晴らし台まで下りると、間近にゴウゴウと白いしぶきを上げながら流れ下るライン川が!まさかこんなに迫力ある流れだとはね~。驚きでした。観光船まで見えました。

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 この後ドイツに戻り、シュツットガルトのNHエアポートホテルで夕食でした。明晩はフランスなので、地元ヴァイスビールを味わいました。昨日もでしたが、ヴァイスビールはこの形のグラスに入って来ます。ほどよく冷えててほどよく泡が立ってておいしいです。

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3日目 5月12日(日) ホーエンツォレルン城

 小雨模様の中シュツットガルトを出発して約1時間。ホーエンツォレルン城のある山頂は霧に包まれていました。麓からは専用バスに乗り換えです。ラッキーなことに山の上に佇む名城に着く頃には雨が上がりました。

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​ 朝一番のホーエンツォレルン城は霧に霞んで、幻想的な雰囲気でした。

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​ 10時の開城まで教会を見たり写真を撮ったりして待ちました。中庭には4月イースターのフラワーエッグが残ってました。

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​ 城内は撮影禁止。今日は日曜日。月に1回のロイヤルデイだそうで、ガイドなしの城内見学でした。30分ほどの見学が終わって外に出ると、来たときよりも明るくなってました。青空が見え、眼下に緑緑した景色が見えました。山の頂上にあることがよく分かります。ドイツの天空の城として注目のホーエンツォレルン城。日本の天空の城竹田城を思い浮かべましたよ。

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​ 遠目に見えたホーエンツォレルン城。まるで緑の森に浮かんでいるかのようでした。

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トリベルク

 かっこう時計で有名なトリベルクの小さな町で昼食でした。ここの白ワイン、多分メニューによるとリースリングだったと思うけど、おいしかったわ~。こきっとしたキレのよいほんのり黄金色したワインでした。メインのポークシュニツェルによく合いました。

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​ デザートは黒い森名物「黒い森ケーキ(サクランボケーキ)」。驚いたことに、倒れたケーキにフォークが突き刺さった状態で運ばれて来ました。なぜ?

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 帰国してから調べてみました。不思議に思った人は多いようです。ドイツでは「倒れやすい物は初めから倒す」が鉄則みたいです。特に生地が柔らかく高さのあるケーキに顕著な現象。「食べるときにどうせ倒すのだから、それなら初めから倒しておいた方が運びやすい」というドイツらしい合理的な考え方の表れのようです。加えて「ケーキが運ぶときに倒れると、やっかいな義母と出会う」という迷信まであるそうです。

 昼食後は、30分ほどトリベルクメインストリートの散策。メインストリートに下りる道から見えたトリベルクの町はめちゃかわいいお家が並んでいました。

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​ メインストリートのお店には、かわいい物から何百万もする立派な物までいろんなかっこう時計が置いてありました。見るだけでも楽しかったですよ。

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​ 時間ギリギリにバスに戻ると、バスにトラブル発生!出発できませんでした。ハプニングⅡ!20分ほど直るのを待ってたけど、らちがあきません。添乗員さんの提案で、カフェでお茶しながら待つことになりました。おかげで右端の由緒ありげなホテルのカフェでコーヒータイムできました。

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​ 30分ほど経った頃、「バスが直りました~!」という連絡が。予定通り次のゲンゲンバッハに向けて出発できました。よかった~。人のよさそうなバスの運転手さんにも笑顔が戻り、ほっ!

ゲンゲンバッハ

 「ヨーロッパの美しい街道・道20選」に選出された黒い森街道を一部通り、ゲンゲンバッハへ。ドイツの人は、衣や食よりも住を重視するらしいです。黒い森街道筋の民家はどれも木組みなど伝統的な建物が多くて見飽きません。家具や暮らし方を大事にするとかで、散歩をする人をよく見かけました。空気がよい森の中を歩くのが大好きなんだそうです。それから、なぜ黒い森と言うかというと、針葉樹の深い緑が多いからだとか。そんな黒い森を抜け、4時半過ぎにゲンゲンバッハに到着しました。戦争の被害にあっていないので、木組みのかわいい街並みが残っていました。

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​ マルクト広場です。レールの泉とメイ・ポールが青空に映えて気持ちよかったです。

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​ 旧市街には中世の雰囲気漂う木組みの長屋?通りが残ってました。

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​ 日曜日だからというわけでもなさそうですが、屋外のテーブル席でお茶したり飲んだりする人が結構いました。外国の人は、一所でゆっくりする旅行スタイルのようです。ちょっと肌寒いんだけど、お構いなしです。

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 ゲンゲンバッハは街全体がキレイで、「宝石のような街」と称されています。通りの看板も楽しいね~。

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​ フラワーポットに飾られたイースターエッグがかわいかったです。

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​ 時計は5時30分。この門を出てゲンゲンバッハを後にしました。

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ストラスブール

 ゲンゲンバッハを出てドイツにさよならしました。次はいよいよフランスのストラスブールへ。ドイツとフランスの国境はライン川です。橋が架かっていて、橋の手前がドイツで橋を渡るとフランスなんです。地続きだし道路も続いているし、国境を越えたという感じではありません。日本で言えば県境を越えた感覚でした。

アルザス地方について

 さて、ストラスブールのあるアルザス地方は、17世紀フランス王制下に、普仏戦争でドイツ領に、第一次世界大戦でフランスに戻り、第2次世界大戦ではナチスドイツに占領され、戦後再びフランスという具合に、仏独の間で揺れ動きました。で、ドイツとの国境近くにあるストラスブールは、木骨組みの建物、名物料理シュークルート、アルザス語の看板などに「ドイツ風」の印象が残っているということでした。

​ ストラスブールに着いて、ホテル「メルキュール ガレ セントラーレ」にチェックインしてから、夕食のためにプティットフランスまで15分ほど歩きました。石畳の通りの両サイドに木骨組みの建物が立ち並んでいます。

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​ プティットフランスには、すばらしく写真映えするポイントがありました。白壁に木組みの家々が川面に映る様はBeautiful!旅行パンフレットに写真が載ってた所ってここだよな~。

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​ 夕食はプティットフランスの一角にある由緒あるレストランでした。(↓左端)中もすばらしくレトロな感じでした。

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​ いただいたのはシュークルート。アルザス地方の名物料理でした。バスがトラブルを起こしたからか、白アスパラガスをサービスでご馳走になりました。

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​ ホーエンツォレルン城、トリベルク、ゲンゲンバッハ、ストラスブールとよく歩きました。夕食後もホテルまで徒歩。歩数計は12127歩でした。こんなに歩く旅行だったっけ?

​ドイツ黒い森フランスアルザス2へ

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