

SUさんの庭
21 第23番 金剛寺 2019.4.28(日)
☆奈良県五條市野原西3-2-14
☆主たる花 牡丹(4月下旬~5月上旬)
☆ご本尊 薬師如来
當麻寺西南院に続いて、牡丹の寺金剛寺にやって来ました。

門を入るや、白藤の花の甘い匂いがぷ~んと香りました。いい匂いです。でも、門におられたおじさんは、「匂いが強~てかなんわ~。」とおっしゃってました。藤色より白の方が匂いがきついんだそうです。

外から見えた藁葺きの屋根は何だろうと思ってたんですが、江戸時代末から明治時代にかけて奈良唐招提寺長老の隠居所になってたとのこと。田舎のお家みたいでいいですね。隠居後の生活、のんびり穏やかに暮らせただろうな~。

本堂もこれまた小規模なサイズで、まるでお家風でした。でも、庭がいいのか人気で、トラピックスの花の寺バスツアー客など大勢の見物客でした。

お目当ての牡丹の花は裏手にありました。そのお庭の入り口に「大山れんげ」という変わった花が咲いていました。ぽってりとした形といい色といい、メチャかわいい。

お庭は中央にオオデマリの満開の花があって、その周囲に牡丹などの花が植えられていました。



金剛寺といういかめしい名前に反して、気取らない感じのお庭もいいもんだな~と思わせてくれました。
22 第24番 子安地蔵寺 2019.4.28(日)
☆和歌山県橋本市菖蒲谷94
☆主たる花 藤(4月下旬~5月上旬)
☆ご本尊 地蔵菩薩
4月28日は、シャクヤク、牡丹の花を観てきて、3つ目のお寺さんがここ子安地蔵寺。門前の藤の花が満開でした。

安産・子育の守護に霊験あらたかなお寺さんだから、子供も結構連れて来られてましたよ。

中は、こじんまりしながらも藤を中心として季節の花が彩りを添えてました。本堂前の藤は立派です。滝のように仕立てられてました。

3体のお地蔵さん、帽子姿がかわいい~。

本堂左下に、藤の庭が仕立てられてました。

桜草がきれい~。藤の花の足元を彩っています。

池を取り囲む藤の花の風情もなかなかでした。

お城のような門が珍しい子安地蔵寺を後にしました。

23 第22番 船宿寺 2019.5.2(木)
☆奈良県御所市五百家484
☆主たる花 ツツジ(4月下旬~5月上旬)
☆ご本尊 薬師如来
10連休のまっただ中ですが、混雑がちょっとはマシだろうと出かけました。奈良県の田舎にある船宿寺の門に至るまでの小道には、オオデマリの白いボールみたいな花がワーっと咲いていてウキウキしました。。

門前の生け垣が平戸ツツジでした。鮮やかなピンクに目が奪われました。

境内の平戸ツツジの植え込みがまたすばらしい!こんなに大きく丸く背が高く刈り込まれているのって初めてです。

本堂には、明日催されるという行事の五色の幕が張り巡らされてました。ご本尊の薬師如来(秘仏)のご開扉が明日5月3日なんだそうです。1日違いで残念でしたが、すいててよかったです。明日なら車も停められなかったでしょうから。

本堂への坂下は、池泉庭園となっています。

最後に霧島ツツジ園の方に行ってみました。終わってましたね。平戸ツツジは満開でよかったです。


24 第19番 長岳寺 2019.5.2(木)
☆奈良県天理市柳本町508
☆主たる花 平戸つつじ(4月下旬~5月上旬)
☆ご本尊 阿弥陀三尊
船宿寺に続いて長岳寺も平戸ツツジが主たる花。お寺さんによって花景色は全く異なるので、期待大で山辺の道にある長岳寺に向かいました。長岳寺の門前に大きなわらじがぶら下がってました。なぜ?厄除になるんだっけ。

大門を入ると、参道脇にツツジが壁を造っていました。う~ん、あと1週間後の方がよかったかな~。

旧地蔵院(重文)のお庭は非常に落ち着くお庭でした。

楼門(重文)とツツジ。いいですね~。

本堂前です。こんなに大きなツツジ、花こそ咲いてないけど存在感がありますね~。

本堂前の放生池は、花が池面に映ってキレイでした。

鐘堂前のツツジの通りが一番キレイでした。新緑と幾重に重なるツツジがいいですね~。

船宿寺はまさに満開。長岳寺はちょっと早かったけど、まあまあ。終わりかけの花を観ると残念な気持ちになるので、これくらいでよかったです。連休中にもかかわらず、高速道路、行きも帰りもスムーズでこれまたよかったし。さあ、これで関西花の寺巡り、後1つを残すのみとなりました。
25 第13番 法金剛院 2019.7.21(日)
☆京都府京都市右京区花園扇野町49
☆主たる花 蓮(7月初旬~8月初旬)
☆ご本尊 阿弥陀如来

いよいよラスト花の寺巡りです。感慨深く思いながら京都までやって来ました。ここ法金剛院は蓮の寺。時あたかも観蓮会の最中です。境内にはどんな蓮の世界が待っているんだろうとワクワクしながら門を入りました。

本堂前にズラリと蓮の鉢が並んでいます。一番に見つけたのがコレ。高貴な白蓮でした。

次に目に入って来たのがコレ。本堂を背に一番キレイに咲いていました。

本堂奥に上がらせてもらって、ご本尊の阿弥陀如来や文殊菩薩、十一面観世音菩薩などいずれも重文の仏様を拝ませていただきました。いいお顔。その後、前庭の蓮池を一周。今年は例年より花数が少ないそうですが、それでも、旬の蓮の花は見応え有り。

苑池の蓮も緑の中に清々しく咲いていました。

一番心を打たれたのがコレ。凜ととがった花びらの形といい、花びらに繊細な赤い線が見えるところといい、その清楚で華麗な姿に心惹かれました。

一輪一輪が存在感有りの様相で咲いている法金剛院の蓮。最後を飾るにふさわしい花の寺めぐりでした。

完