

SUさんの庭
第4日目 5月31日(木) エアーズロックへ
早朝ケアンズ空港6:45発のカンタス航空に乗って、エアーズロックに向かいました。飛行機窓から見えた眼下の景色にはビックリ!白い海のような湖のような川のような景色が果てしなく続くんです。ピンクになったり赤っぽくなったり・・あまりに不思議なので、乗務員に聞いてみると、「ソルト」って聞き取れた。塩湖砂漠なんですね。緑地のないダイナミックな光景で した。着陸前には、赤い大地のかなたにカタジュタやウルルの岩影が見えて、いよいよだ~とワクワクしました。9:10着。

エアーズロックでは、AATKingsが一手に世話してくれるとのこと。泊まるのは、ボヤージズ エアーズロック リゾート(デザート ガーデンズ)。なんと個性的な造りのホテル。部屋がコテージのように独立していて、部屋へと続く赤い道は砂漠の中のリゾート風でステキでした。

午後のツアー集合まで時間があったので、リゾート内のおすすめスポットを見て回りました。1番に、無料シャトルバスに乗って、「キャメル ファーム プリーズ」と言ってらくだ牧場へ行きました。言わないと行ってくれないんですよ。らくだに乗るなんて初めて。赤い土と青い空、カラッと寒い(14℃あるかなってところ)中、4頭のらくだがゆ~ったり。らくだのほんわか温かい体温が気持ちよかったです。

14:30、いよいよ旅行のハイライト、「カタジュタ&ウルル サンセットツアー+BBQディナーとスタートーク」ツアーの開始です。夜の冷え込み対策をして出かけました。まずは、カタジュタ全景が見渡せる展望台へ。独特の草原が風になびきます。

次に、ウォルパ渓谷の散策に。所要時間は約1時間でした。赤肌の岩山は数億年の歳月が造り上げたとのこと。神秘的~。


ウルル・カタジュタ国立公園についての豆知識
1985年に土地の権利がアボリジニのアナング族に返還され、マウントオルガはカタジュタ、エアーズロックはウルルという呼び名が使われるようになりました。カタジュタ岩群は雄大なドーム型の岩が連なってできたのに対し、ウルルは、高さ348m、周囲は10.6㎞の雄大な一枚岩だそうです。現在アナング族の方は、ウルルから1㎞ほど離れた地域に暮らしているそうですが、ウルルがアナング族にとって聖地であることには変わりありません。写真に撮ってはいけない場所も多くありましたし、ウルル登山も文化的理由で勧めていません。というわけで、ウルル登山は来年10月以降禁止されるとか。私達3人は登山目的ではありませんでしたが、禁止前に登山したいという方も日本人に多いらしいです。
旅行前から非常に楽しみにしていたウルルのサンセット・サンライズツアーですが、その夕日観賞会場に到着しました。目の前に茜色に染まるウルルが!!AATKingsが用意してくれたシャンペンで乾杯!!


夕食は、ウルルの黒い岩影をバックに屋外BBQディナー。オージービーフにクロコダイル、カンガルーなどオーストラリアならではの食材を、バーベキュースタイルでいただきました。オーストラリアワインによく合う。スタートークでは、南十字星やさそり座のしっぽから始まる天の川も見えたし、めちゃくちゃ雰囲気のあるBBQディナーでした。

第5日目 6月 1日(金) エアーズロックからシドニーへ
早朝6:15ウルルサンライズ&麓めぐりツアーに出かけました。朝のウルルは最低気温3℃。日の出観賞展望台で待つこと15分。朝日を浴びてウルルが部分的に赤く輝き出しました。「サンセットの方がキレイだったなあ」なんて、ちょっと拍子抜けの感・・。でも、後で知ったんですが、MIEさんとKYOさんは東の地平線から昇る日の出を見たって。KYOさんがビデオに撮ってくれたのを見ると、それはそれは神々しい日の出でした。

日の出後は、走るバス中から1回目登山口見るも閉まってました。なので、全員でクニヤウォーク。ハートのくぼみや水場、先住民の壁画を観賞しました。

クニヤウォーク後、2回目登山口見るも閉まってました。なので、また全員でカルチャーセンターへ行きました。アボリジニの壁画は形に意味があるようです。

さて、3回目は下車して登山口見るも「風が強いため」閉まってました。頂上付近は麓の8倍くらいの風だそうです。危ないので、ここんとこ何週間も開いたことがないとか。またまた全員で登山口麓のマラウォーク。自然の洞窟やベル型聖地、折り返し地点のカンジュ・ゴージを見て回りました。青い空に赤いウルルが映えて気持ちよかったです。

この洞窟内の岩肌がウルル本来の色だとのこと。ウルルの胎内に入ったような心地がしました。


インパクト大のエアーズロックを後にして、15:00過ぎ、約1時間遅れでコネラン空港発JQに乗ってシドニーに向かいました。「パークロイヤル ダーリングハーバー シドニー」ホテルには、遅れて19:40頃着きました。夕食は20:00からホテル隣接のアボード ビストロ&バーで、洗練された洋食をいただきました。
第6日目 6月 2日(土) シドニー
思い返せば、この日起きたことは、日本で言う「仏滅」のなせる業?オペラハウス観光の集合場所は、キャプテンクッククルーズ チケットカウンター前。9:25集合でした。昨晩のガイドさんの説明では、ホテルから歩いて15分ほどで近いらしい。朝、早めにホテルを出て教えてもらった道を行ったはずが、なかなか目印の通りや建物が現れません。こちらだと思う方へ行くんだけど、迷うばかりで・・。集合時間に間に合わないのではとあせるわあせるわ・・。チャイナタウンに入ってしまい、日本語看板のお店の人に聞いて、目的地とは全く逆方向に来てることが分かりました。ハーバーの方へ行く道を教えてもらって歩いたのなんのって。やっと、集合場所にたどり着いた時の安堵感!!9:24、集合時間の1分前でした。
船に乗ってハーバーブリッジの下をくぐり、オペラハウスを海側から眺める頃には、迷子になったドキドキが治まりました。サーキュラー キーで下船後、開拓時代の面影が残る歴史地区ロックスを散策。1843年着工した当初は囚人たちがハンマーとのみだけで硬い砂岩を削って造ったというトンネル「アーガイル カット」を見、その後ブラブラ歩いて、オペラハウス見学に向かいました。



「シドニーに来たからには、これを見ずに帰れない!」という2大建造物が、オペラハウスとハーバーブリッジ。オペラハウスについては、なぜ世界遺産なのか不 思議だったけど、オペラハウス見学ツアーに参加して納得。球体を分割して並び替えたユニークなデザインが特徴で、その高度な建築技術から2007年に世界遺産に登録されたそうです。外観といい内観といい、曲線と直線の組み合わせが美しいオペラハウスでした。



オペラハウス見学を終えた後は、ナイトクルーズまで自由行動。まず、ロックスに戻って昼食(ケーキが美味しい店でした♡)→30分ほど歩いて、人通りの多いシティのKogarooでお買い物→ホテルに戻ってラウンジで休憩→ナイトクルーズ。ところが・・。

キャプテンクック ディナークルーズには18:50にホテルにお迎えがあったので、朝の二の舞は踏まずに済みました。クルーズ船のディナー席は2Fのエレガント席。まずは無料のシャンペンで乾杯!しかも、この日は今年で10年目を迎える光と音の祭典ビビッド・シドニー期間中。クルーズ中、キレイにライトアップされた世界3大美港の夜景を堪能しました。


ディナーそのものも、ジャズ生演奏やクルーズを楽しもうとする乗客達の雰囲気だとか、全てがGood!でした。ただ、前菜に白ワインをグラスで頼んだのにボトルで来たから、ガイドさんがちゃんと訂正してくれました。主菜では、オージービーフに合わせて赤ワインもグラスで頼んでほろ酔い気分。約2時間半のクルーズが終わる30分位前には、最後の夜景を名残惜しむかのように船内の明かりが落ちました。そんな中、Checkが届きました。暗いしよく見えないけど、Total 77ドルは大きな字だったので、まとめて支払いを済ませました。ホテルに帰ってからよく見ると、なんと白ワインがボトル値段のままでした!!約50ドルの損。は~~ミスった~!!嘆いても後の祭り。お金もワインも返ってきません。こんなことなら、ボトルで飲んでしまったらよかったんだ~嘆くSUさんでした。
第7日目 6月 3日(日) ゴールドコーストへ
シドニーでのミスを引きずりながらも、クルーズ中は楽しめたこと、一番にホテルに送ってくれたことに感謝して、6:00チェックアウト、シドニー空港へ向かいました。8:10発JQに乗って、ゴールドコースト空港には9:30到着。着後は、マントラオンビューホテルにすぐチェックインできました。部屋からの眺望がすばらしい!テラスからは海岸線を眺めることができました。

夕刻の「土ボタルツアー」まで時間があったので、早速市内観光に出かけました。まぶしいくらい明るい街を、トラムに乗って2駅移動。まず、スカイポイント展望台へ。77階高さ230mのガラス張りの展望室から、360度の絶景を楽しみました。サーファーズパラダイスの海岸線がずーっと見渡せます。青い海に白い波が美しい!高層ホテルが立ち並ぶ沿岸部の内側は、複雑な川街が。不思議な地形です。




次は、ガイドさんおすすめのイタリアン「コスタ・ドロ」で昼食。陽気な店員さんが、気分を盛り上げてくれました。パスタもピザも美味しかった~!!

そして、水陸両用車アクアダック観光約1時間。サーファーズパラダイスの海岸線沿いを走ったり、川に入ったり。川風も気持ちよかったし、グヮッグヮッていう水陸両用車の鳴き声も面白かったです。何よりも目を惹いたのは川岸の豪邸。自前のヨットが横付けされてました。


上陸してから、サーファーズパラダイスの海岸に立ち寄りました。地平線から打ち寄せる豪快な波は、サーファーのメッカになってるとか。時期的に海に入ってる人は少なかったけれど、白い長~い波が平行線になって次々と打ち寄せる様は、見飽きることがありませんでした。が、時間も迫ってきてるので、またトラムに一駅だけ乗ってホテルに戻りました。

17:30にホテルにお迎えがあって、スプリングブロック国立公園での土ボタルツアーに出かけました。途中で、星空観測。エアーズロック時よりも、星の瞬きが濃い感じ。Wonderful!でした。国立公園に着いて、早速土ボタル観賞開始。写真はNG。暗闇の遊歩道を配ってくれたミニライトで足元を照らしながらガイドさんに付いて行きました。所々「ライト消して」と言われてライトを消すと、暗闇の森の中に小さな白い光の玉がぽっぽっと浮かびます。「キレイ~」
土ボタルって何?
実際はホタルの仲間ではなく、ヒカリキノコバエ属のブヨの仲間。幼虫は洞窟などの天井から粘液を垂らし、発光するお尻の先端で虫をおびき寄せ、粘液にからめて捕食する。この幼虫が土ボタルと呼ばれています。
圧巻は、天然の土ボタルの宝庫、ナチュラル・ブリッジ。滝の下の洞窟で幻想的に光る土ボタルを観賞できました。珍しい光景を見ることができ、ちょっと感激して公園を後にしました。


さて、オーストラリア最後のディナーは、ゴールドコースト郊外のゴルフクラブ。私が頼んだのはチキン。MIEさんはフィッシュ。KYOさんが頼んだのは思い出づくりにとビーフステーキでしたが、大きなお皿にステーキがデン!ポテトが山盛り!そのハンパない量に、オーストラリアサイズを感じ、笑ってしまいました。味はシンプルで美味しかったですよ。

オーストラリア最後の夜にカンパ~イ!
第8日目 6月 4日(月) 帰国の途に
4:05にホテルにお迎えがあって、ゴールドコースト空港6:05発JQに乗ってケアンズ空港に。飛行中に日の出が見えました。思わず手を合わせて、オーストラリアでの旅行の無事に感謝し、帰国までの無事をお祈りしてしまいました。

ケアンズ空港で、国内線から国際線に移動しました。国際線の出国ロビーで十分時間ができたので、ゆっくり最後のお土産getタイム。ケアンズ13:00発のJQに乗って、関空には19:30到着しました。20:32発のリムジンバスに乗って、姫路には23:00着。お疲れ様でした!!
オーストラリアの植生
ケアンズ (上)木に着生するビカクシダ テレビでしてたビカクシダを生で見られるなんて感激。南国風でステキでした。
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キュランダ村 熱帯樹林のマングローブが町中に普通に見られます。

エアーズロックのグラス。ベージュ色の柔らかそうな印象とは逆で、先端はとがって痛いとか。見事に風になびきます。

エアーズロック マツの仲間だそうです。松葉が長くて繊細な感じが気に入りました。

クニヤウォーク ユーカリの木の樹肌は、真っ白でつるんとしてました。

マラウォーク レッドブラッドツリー 赤い樹液を消毒やうがい薬に使ったとか。老化した黒い枝はボトンと自然落下するそうです。樹下 を通るときは気を付けるようにとの注意がありました。実際、落ちた太枝がごろごろ。当たると大変だ。

最後に言い忘れてましたが、オーストラリアの物価は高いですよ~ペットボトルの水を3ドル(280円)で買いました。
完
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